2002名古屋シティマラソン(2) |
折り返してしばらくして、痛めている右のアキレス腱がピリッと痛みました。 ここで下手うったら、競技続行不可能=棄権です。 少しずつペースを落として、確実に行こう。ストライドも狭めにして。 そうすると、1km5分くらいのペースになりました。 でも、1時間40分は切れる。予想外だ。 天気はいいし、身体もまだまだ軽い。 やればできるもんだなあ。。。。まだ8kmくらいを残して、すでに完走できる感慨に浸っておりました。 だが、好事魔多し。おなかがキュルキュルいいはじめました。 じつは、前夜、ホテルでなれない浴衣で休んだ結果、寝相の悪い私は寒いなと思って目を覚ましたら、前を全開の状態で寝てました。 こういう形で寝冷えすると、腸の弱い私はすぐ下痢するのです。 案の定、朝はかなりきてまして、ずっとトイレにこもってました。 そろそろその影響が出てきたようです。。。左右をきょろきょろしながら走りますが、トイレなどどこにもなし。 のどは渇いて、給水所で水を取りたいのですが、どうなることかわかりません。 数kmをそのままやり過ごしました。ゴールまでは絶対もたない。。。どうしよーーーーーーーーーー と、そのとき、スーパーの横にトイレの表示が!もう、駆け込んじゃいました。 係員の人に、トイレ行きまーーす!とか叫んで。 何とか漏らさずにすみました。でも、この往年のフランク・ショーターのようなトイレ休憩で、5分弱ロスしました。 まあ、しかたない。。。。。 さて、もうひとつ、事件が待っていました。あと3km地点で、人が仰向けに倒れています。 近づいていくと、目を見開いています。身体は痙攣もせずとまっています。 うわーーどうしよ!?CPRかあ?でも、息切れてるし、マウスピースも持ってないし。。。。。 何よりも、脳卒中とかだったら適用できないし・・・ 迷いながら、そのまま通り過ぎてしまった。あとで、その方が亡くなったという新聞記事を見て、心が痛みました。。。。。 何か施せば助かったかもしれない。。。でも、助からなかった可能性も大。 後ろ髪を引かれながら、20kmを通過。あと1kmちょっとです。下痢も克服?したし、元気が出てきた。 競技場に向かう直線路。徐々に瑞穂陸上競技場が見えてきました。 あー、長かった。いろいろあった。でも、よくやったよ。ほんと、よくやった。 日常の中では、仕事でも、プライベートでも、常に自分を責める気持ちばかりが占めているので、こんなことは久しぶりです。 そして、、、そして、、、この大会は、市民マラソンには珍しく、競技場スタートー競技場ゴールなのです。 だから帰ってくるときは、トラック競技出身の自分の中ではめちゃめちゃ盛り上がります。 自分の中で、「今、マラソンゲートをくぐりました!」とか実況中継しながら。。 そして、、、帰ってきました。。。。 今、バックストレートを走っている自分がいます。 あぁ〜、嬉しい。嬉しい。ほんと嬉しい!よかった。。あと200mだ。。。 恥ずかしながら、思わず昔のようにラストスパートをかけてしまった。 すげーどんどん抜いていく。。第4コーナーを回って、あと80m。 拍手をくれる観客のみなさん。思わず瀬古選手のようなガッツポーズをとりました。 そしてゴールイン。 なれないダイエット。朝のジョギング。。。CCNAの試験勉強をしながらということもあり、いろいろ苦しい1ヶ月でした。 でも、本当にやってよかった。CCNAも月曜日にちゃんと受かったし。よかったー 来年はきちんと練習して、自己ベストを出したいと、真摯に思いました。 ありがとうございました。 |
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